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樹木希林さん死去

がん闘病、最後まで仕事 晩年深み、評価確立

カンヌ国際映画祭に出品された映画「万引き家族」の公式上映後、記者会見する樹木希林さん=フランス・カンヌで2018年5月14日、小林祥晃撮影

 15日に死去した樹木希林さんは、味のある演技でドラマやCM、映画で活躍した演技派の女優だった。全身をがんに侵されながらも最後まで仕事に打ち込み、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いは誰からも愛された。最期は家族に見守られながら、静かに息を引き取ったという。

 女優になったのは、文学座の募集広告をたまたま目にしたから。それが杉村春子や森繁久弥ら名優に囲まれ、同期の小川真由美さんや岸田森らと切磋琢磨(せっさたくま)して演技を磨いてゆく。個性的な風貌と独特のテンポが醸し出すとぼけた味わいが認められ、「七人の孫」「ムー一族」などのテレビドラマやCMのコミカルな演技で人気を得た。

 しかし女優として評価を確立させたのは、病を得て映画に足場を置くようになってから。「テレビはテンポが…

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