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奈良市は、ニートや引きこもり状態の若者をサポートする相談窓口「リスタートなら(リスなら)」を市庁舎中央棟2階に開設した。市内にはニートや引きこもり状態となった人が約3000人いると推計されており、学び直しなど社会復帰に向けた手助けをする。
窓口の対象は中学や高校を卒業・中退した人で、進学も就労もしていない市内の15~20歳くらいの男女とその家族。キャリアカウンセラーらが相談に乗る。本人の希望などを考慮し、就労するための関係機関や、学び直しのために教育委員会に紹介したりするという。
市が2016~17年度に高校中退者らを対象に行ったアンケートによると、中退のきっかけの多くが「学業の不振」で、次いで「友人、教師との人間関係」の回答が多かった。「必要な相談者や指導者は誰か」という問いには、教員やカウンセラーを求める割合が高かった。市は社会に戻るには「学び直し」や「義務教育後にも相談できる場所」が重要だと考え、新たな支援窓口の設置を決めた。
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