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藤澤ノリマサ

二つの声持つ名曲案内人 新盤 成熟のポップオペラで70~80年代歌謡曲カバー

「今回のアルバムが好評なら、今流行のJポップのカバーにも挑戦したい」と話す藤澤ノリマサ。You Tubeで公開している動画もラフな服装で親しみを感じさせる=大阪市中央区で、田中博子撮影

 一つの曲の中で、ポップスとクラシックの歌唱法を使い分ける「ポップオペラ」という新たな道を切り開いた歌手の藤澤ノリマサが、デビュー10周年を迎えた。「25歳でデビューした当初はまだ声が青かったが、この年になって表現の幅が広がってきた。今が一番、脂が乗っている」と充実の表情を見せる。

 ボロディンのオペラ「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」やベートーベンの交響曲第9番など、クラシックの名曲にオリジナルの歌詞をつけて編曲してきた。最初はポップス風で軽快に歌い出し、サビの部分に来ると突如、人が変わったかのように朗々と歌い上げる。武蔵野音大声楽科出身で、安定の歌唱力が耳に心地いい。

 今月、初の全曲カバーアルバム「ポップオペラ名曲アルバム」(ワーナー)を発表した。1970~80年代を中心に歌謡曲全12曲を歌う。歌謡教室で指導していた母親の影響で幼い頃からなじみのある曲が多いという。なかでも高橋真梨子の「for you....」は、人見知りだった藤澤に度胸をつけさせようとした母親が内緒で申し込んだカラオケ大会で歌い、優勝した思い出がある。「すごい拍手をもらって『音楽は人と人とを…

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