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名古屋市天白区の諏訪俊子さん(79)からは時折、拙稿へのご感想をはがきでいただきます。「忘れ物は人生でいろいろありますが 心優しい方々のおかげで無事過ぎています 終戦記念日も近づいて来ました」。これは8月初旬に書いた夕刊コラム「憂楽帳」へのコメントでした。
コラムの見出しは「忘れ物」でした。人に差し上げる予定だった土産のゼリーを急行の網棚に乗せたまま降りたのに、鉄道会社がこともなげに手元へ戻してくれたことを喜ぶ内容でした。
諏訪さんとは、3年前に1度お会いしたきりです。夏の戦後70年企画「千の証言」で、戦死した父についてインタビューさせてもらいました。
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