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くらしの明日

私の社会保障論 フィンランドに学ぶ子育て支援=白十字訪問看護ステーション統括所長・秋山正子

手厚い施策、妊娠期から

 国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の「お母さんにやさしい国ランキング」でたびたび第1位となり、サンタクロースの故郷やデザイン家具でも有名で、北欧に位置するフィンランド。高福祉を実現した北欧は長寿社会で高齢化が進んでいるのだが、その中で少子化をくい止めており、着目されている。

 出産・子育て支援の柱となるのが「ネウボラ」と呼ばれる制度だ。「妊娠したかな」と思ったら、まず、このネウボラに向かう。妊婦健診を無料で受けられ、保健師や助産師ら子育てのプロとじっくりと面談でき、「ネウボラおばさん」と呼ばれる担当が一人一人に付く。妊娠期から就学前までの子どもの健やかな成長・発達支援のみならず、家族全体の心身のサポートも目的としている。利用者のデータは50年間保存され、医療機関との連携や、子どもの発達支援に役立てられたりしている。

 出産すると「育児パッケージ」(あるいは140ユーロの現金)が支給されるが、受け取りにはネウボラの健…

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