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平成ネット政治史

/5 パソ通掲示板「永田町日記」 政策議論を市民に発信=逢坂巌

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「永田町日記」発信の経緯を語る堂本暁子さん=千葉市中央区で2018年9月6日、青島顕撮影
「永田町日記」発信の経緯を語る堂本暁子さん=千葉市中央区で2018年9月6日、青島顕撮影

 7月に86歳を迎えた堂本暁子・前千葉県知事は、社会党会派所属の参院議員だった1994年12月、パソコン通信「ニフティサーブ」の掲示板に「永田町日記」の発信を始めた。ネット政治の先駆者の一人だとされる。

 自民・社会・新党さきがけの3党連立による村山富市内閣の時代だった。「自民党が初めて野に下った直後の連立で自民党は借りてきた猫みたいに謙虚だった。政策についても3党で徹底的に議論して決めていった。与党の中には大激論もあったけど、残念ながら一番本質的な議論やプロセスが表に出ない。私の『永田町日記』は細い細いパイプだけど、それを表に出していった」。村山首相との個人的な会話や、所属する委員会でのやり取りをネットに上げた。

 堂本氏がパソ通への投稿を始めたきっかけは、事務所にアルバイトで来ていた慶応大生の勧めだったという。「当時、参院でパソコンを使う事務所はどこもなくて、使うとヒューズが飛んでしまった。事務局に直してもらっていたけれど、そのうち『自分で直して』と言われてしまった。初回(94年12月5日)の投稿は1日で426人が閲覧し、15人から返信がありました。米国のボルティモアからの返信があって楽しくなりました。(…

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