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福井県立歴史博物館

西郷隆盛直筆の書簡、初公開

西郷隆盛が福井藩士の村田氏寿に宛てた書簡=福井県庁で、塚本恒撮影

 福井県立歴史博物館は、倒幕運動の中心的役割を担った薩摩藩士の西郷隆盛(1828~77年)が、福井藩士に宛てた書簡を22日に始まる特別展で初公開すると発表した。29歳の時に記した書簡で、同館は「福井藩が藩政改革を進める上で薩摩藩と交流していたことを裏付ける貴重な史料」としている。【塚本恒】

 書簡(縦16センチ、横47.1センチ)は西郷が1857(安政4)年に、福井藩校で現在の大学の助教にあたる訓導師助を務めた村田氏寿(うじひさ)(1821~99年)へ宛てた1通。書家に習う以前の荒々しい筆跡で「昨夕ハ緩々御高話承、実ニ心腸をそゝき候儀ニ御座候(昨夕はゆるゆるとご高話を承り、誠に清々(すがすが)しい気持ちでした)」などとあり、視察で薩摩藩を訪れた村田との面会翌日に記したとみられる。

 公益財団法人「西郷南洲顕彰会」(鹿児島市)が発行した冊子に写真が掲載され、所有者から借り受けた同館が専門家に筆跡鑑定を依頼していた。西郷の直筆と判明した書簡には「承知仕候儀、今日ハ御達相付候半(承った件、今日にはお達しがあるでしょう)」ともあり、村田が望んだ薩摩藩主の島津斉彬(なりあきら)との面会が実現する見込みだと伝えている。このため、両藩の交流がうかがえるという。

 書簡は県立歴史博物館(福井市大宮2)で22日に始まる特別展「幕末維新の激動と福井」で初公開される。11月4日まで。観覧料は、一般500円▽大学・高校生400円▽小・中学生、70歳以上300円。問い合わせは同館(0776・22・4675)。

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