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建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込んで健康被害を受けたとして、大阪府などの元建設作業員や遺族ら計33人が、国と建材メーカー22社に計約7億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、大阪高裁であった。江口とし子裁判長は、1審・大阪地裁判決が認めた国の責任に加え、メーカーの責任も新たに認定し、国とメーカー8社に計約3億3900万円の支払いを命じた。
2016年1月の1審判決が認めなかった「一人親方」と呼ばれる個人事業主への国の責任も認定し、賠償額が計約9700万円(原告14人分)から大幅に増額された。同種訴訟は全国で15件あり、高裁判決は4件目。国は10回連続の敗訴となった。
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