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北海道地震

ススキノにネオン復活 節電から通常生活に

観光需要回復に向けて、地震後初めて点灯されたニッカウヰスキーなどのネオン看板=札幌市中央区で2018年9月19日午後6時36分、貝塚太一撮影

 地震発生以来初めて北海道内の電力需給が安定化し、「節電」を強いられてきた企業や家庭は通常通りの生活が可能になった。消灯していた札幌のシンボル、さっぽろテレビ塔や歓楽街・ススキノの巨大ネオンが一斉に明かりをともした。企業は抑制してきた生産ラインをフル稼働させるが、北海道経済への打撃が深刻なため、道は近く産業復旧策の取りまとめを始める。

 19日午後6時、札幌市中央区の歓楽街ススキノ中心部で、節電で消灯されてきたニッカウヰスキーの巨大ネオンサイン「ローリー卿」が点灯され、歓声や拍手が上がった。「元気な札幌に回復したことを発信したい」(アサヒグループ)との思いを込めた。

観光需要回復に向けて、地震後初めて点灯されたススキノのニッカウヰスキーの看板=札幌市中央区で2018年9月19日午後6時27分、貝塚太一撮影

 同市西区の会社員、鍜治谷俊充さん(38)は「心に明かりがついた気持ち」と笑顔。近所のラーメン店で働く矢作政利(やさくまさとし)さん(51)は「地震後、夜の客が3、4割減った。ニッカの点灯を契機に地震前に戻ってほしい」と期待した。一方で同市豊平区、会社員、山崎美貴さん(26)は「まだ余震もあるだろうししばらく不安」と話し、遅い時間の洗濯や入浴時間などによる節電を当面続ける。

 節電目標が解除され、企業は通常の生産態勢に戻る。製紙大手、王子ホールディングスは生産を抑制してきたが、徐々にフル生産に戻す。カルビーも「じゃがりこ」などの生産量を減らしたが、生産自粛を見直す。

 サッポロビールは恵庭市の北海道工場3列の製造ラインのうち、10日に缶、12日に業務用のたるを再開しており、最も電力のかかる瓶ビールの再開を検討する。

 道は停電とその後の節電で産業が打撃を受けたとして、週内にも経済団体や農林水産業団体と産業復旧策の取りまとめを始める。

 道庁は一時、電子レンジ・電気ポットの禁止などで5割の節電を達成したが、対応を緩和する。【三瓶杜萌、荻野公一】

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