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自民総裁選

じわり広がる不満、圧勝逃す 「安倍1強」転換点

自民党総裁に選ばれ、石破茂元幹事長(左)と手を取り合う安倍晋三首相=東京都千代田区の同党本部で2018年9月20日、渡部直樹撮影

 自民党総裁選の開票結果は、安倍晋三首相の政権運営に対する不満が党内でじわじわと広がっていることを証明した。首相の総裁任期はあと3年。20日の記者会見で首相は憲法改正や「戦後日本外交の総決算」を掲げたが、求心力を保ち続けるのは容易ではない。「安倍1強」の政治状況は転換点を迎えた。

 安倍首相は20日、自民党本部での記者会見で「全体で7割近い得票をいただくことができた。これは私にとって大きな力だ」と総裁選を総括した。しかし、党国会議員票の8割超を固め、党員票でも「圧勝」を狙った首相陣営にとって、今回の結果は決して手放しで喜べるものではない。当選が決まった瞬間の首相の硬い表情がそれを物語っていた。

 報道各社の情勢分析では、首相は国会議員票で340票を超えるとみられていた。しかし、実際には329票。事前に首相支持をにおわせながら、石破茂元幹事長へと投票態度を変えた議員が十数人いたことになる。

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