ロシア

「条約案 20年前に作成」 プーチン氏提案、元大使証言

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アレクサンドル・パノフ元駐日ロシア大使=モスクワで2018年9月19日、大前仁撮影
アレクサンドル・パノフ元駐日ロシア大使=モスクワで2018年9月19日、大前仁撮影

 【モスクワ大前仁】プーチン露大統領が安倍晋三首相に無条件の年内の日露平和条約締結を提案したことについて、パノフ元駐日ロシア大使は19日、「すでに(日露間で)条約案が作られており、中身が伴わない発言ではない」と明らかにした。プーチン氏の提案は、条約に日露友好の確認を盛り込み、領土問題は棚上げする「中間条約」の位置づけになるとの見解を示した。モスクワで毎日新聞のインタビューに応じた。

 1998年11月、エリツィン露大統領(当時)が小渕恵三首相(同)と会談した際、まずは「平和友好協力条約」(善隣条約)に領土問題を解決していく意思を明記し、次の条約で国境線画定を話し合う2段階の解決策を提案した。パノフ氏によると、当時の日露外交当局が善隣条約案の文書作成に当たったという。しかし、日本側には善隣条約は北方四島返還につながらないとの懸念が強く、2000年9月、森喜朗首相(同)がプーチン…

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