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がん・ステージ4からの眺め

病と向き合い 人生デザイン

くまちゃんを相手に撮った念願の婚礼写真など、仲間との記念写真をまとめて依子さんは本をデザインした(右)。ポストカードには秋の絵も描くつもりだった

 今から1年前、29歳のある女性が乳がんで亡くなった。デザイナーの広林依子さん(仮名)。若い旅立ちに人は不幸だけを見がちだが、依子さんはゴールの直前まで、まぶしいほど輝いて生きた。

 「最後の3カ月は本人も楽しかったと思う」と父、直之さん(61)=仮名=はしみじみ話す。「普通の人には体験できないことができた」と母の紗恵子さん(60)=同=もうなずく。

 依子さんは幼い頃から芯が強かった。「人の言うことは聞かなかった」と2人は笑う。関西で生まれ育ち、美術系の大学に進学するため上京。卒業後はデザイナーとしての道を歩み、乳がんが見つかった時は、キャリアアップを見据えた転職活動の最中だった。2014年9月。胸のしこりに気づいて受診した。

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