自民党総裁選

安倍首相3選 地方の批判、耳傾けて 現状に危機意識持って 臭い物にふたしている

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自民党大会に代わる両院議員総会の最後にバンザイをする安倍晋三首相(前列中央)、石破茂元幹事長(同左端)=党本部で2018年9月20日午後2時23分、川田雅浩撮影
自民党大会に代わる両院議員総会の最後にバンザイをする安倍晋三首相(前列中央)、石破茂元幹事長(同左端)=党本部で2018年9月20日午後2時23分、川田雅浩撮影

 国会議員票をてこに3選を決めた安倍晋三首相と、地方の党員票で善戦した石破茂元幹事長。20日に終幕を迎えた自民党総裁選で、全国の自民党員はどちらに、どのような思いで1票を託したのか--。動きが注目された5県で党員らの声を聞いた。【まとめ・杉本修作】

 「安倍さんが勝つのは分かっているが、批判票として石破さんに投票した」。いまだ東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県。南相馬市の50代の男性市議は訴えた。市議は「復興のスピードに不満はない。要望に行けば聞いてくれるし、安倍さんに義理は感じている」と一定の評価。それでも「国民に理解できる説明をせず、臭い物にふたをしている」と安倍氏の政治手法を批判した。

 神奈川県横須賀市の不動産会社経営の男性(58)も「安倍1強の現状に危機意識を持ってほしい」と警鐘を鳴らすために石破氏に投票したと明かした。横須賀市は国民的人気の高い小泉進次郎筆頭副幹事長の地元。小泉氏は今回の総裁選では、20日まで投票先を明かさなかった。この男性は「今回の総裁選で表立った動きをする必要はないと思うが、3年後は将来を見据えた動きをしてもらいたい」と期待を寄せた。

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