メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

北海道地震

苫東1号機 自動停止装置、旧式で未設置

[PR]

報道陣に公開された苫東厚真発電所1号機のタービン(右手前)とボイラー(後方)=北海道厚真町で、竹内幹撮影

 北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7を観測した地震で停止し、19日復旧した苫東厚真火力発電所(厚真町)の1号機(最大出力35万キロワット)について、北海道電力は20日、旧式のため通常設置されている地震の震動を感知する自動停止装置がなかったと明らかにした。自動停止装置のある2、4号機が地震発生直後に停止した後も約18分間稼働しており、結果的に、道内が全域停電(ブラックアウト)に至るまで時間を稼いだ可能性がある。

     一方、北電は、10月中旬以降を予定していた2号機(同60万キロワット)の復旧を半月以上前倒しし、来週前半にも復旧するとの見通しを発表した。水圧試験で安全性を確認したため、20日に試運転を始めた。2号機復旧後は道内の供給力が451万キロワットとなる。4号機(同70万キロワット)も合わせた復旧時期は11月以降。

     北電によると、1985年運転開始の2号機、2002年の4号機には、タービンの軸が一定以上の震動を感知した際に自動停止する装置を設けていた。しかし80年に運転開始した1号機は、技術者らの判断で停止する手動式だった。

     6日午前3時7分の地震発生で2、4号機は直後に停止。本州から電力融通を受け、1号機が稼働を続ける一方、強制停電で道内の需要を減らし続けたが、その後需給のバランスが取れなくなって損傷した1号機やほかの4カ所の火力発電が連鎖的に停止し、3時25分にブラックアウトに至った。

     北電は20日、苫東厚真1号機のタービンが稼働している状況や、地震で配管12本が損傷し蒸気漏れした2号機、火災が発生し、制御装置付近が焼けた4号機を報道陣に公開した。4号機は、地震でタービンの軸付近がずれて潤滑油が漏れ、高温のタービンで炎が出たという。【野原寛史】

    おすすめ記事
    広告
    毎日新聞のアカウント
    ピックアップ
    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 眞子さま28歳に 代替わりで公務増加

    2. 即位の礼 来日中のドゥテルテ大統領、饗宴の儀欠席 バイク事故で痛み、前倒し帰国へ

    3. 即位の礼 饗宴の儀、華やかに 皇后陛下ロングドレス 出席者も鮮やか民族衣装で

    4. 即位の礼 小ダイ姿焼き、フカヒレ茶わん蒸し、加薬飯、イセエビ吸い物…饗宴の儀、秋づくしの和食で

    5. タイ王室「国や王室に対する破壊行為」と非難 「高貴な配偶者」の称号剥奪

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    今週のおすすめ
    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです