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沖縄読谷

米兵、酔って民家侵入 高2長女、妹抱え逃げる

読谷村

 沖縄県読谷村(よみたんそん)で7日夜、酒に酔った上半身裸の米陸軍上等兵の男(23)が自営業の男性宅に無断で侵入して緊急逮捕された事件があり、当時在宅していた高校2年生の長女が生後5カ月の妹を抱えて1階の窓から裸足で逃げていたことが20日、村などへの取材で分かった。長女は精神的に強いショックを受け、事件後しばらく、学校を早退していたという。

 読谷村では2012年11月にも酒に酔った米兵が民家に侵入して男子中学生を殴打する事件があった。村議会は19日、「平穏で安心な村民生活を脅かす蛮行で断じて許すことはできない」とする抗議決議案と意見書案を全会一致で可決。被害者への謝罪や補償、再発防止策の公表などを日米両政府に求めた。

 県警や那覇地検によると、米兵は米軍嘉手納基地(嘉手納町など)所属。7日午後10時半ごろ、正当な理由なく男性宅に侵入したとして住居侵入容疑で緊急逮捕され、20日に不起訴処分となった。

 村によると、当時男性夫婦らは外出中で、長女と幼い妹の2人だけだった。家の外壁などをたたく音がし、怒鳴り声が響いた後、酒に酔った米兵が無施錠の玄関から侵入してきたことから、長女は身の危険を感じ、妹を抱えて1階の窓から外に出て近所の民家に逃げ込んだという。米兵はこの夜、数百メートル離れた民家で数人の外国人と酒を飲んでいた。

 長女は周囲に「殺されるかと思った」と話し、学校を早退するなどの動揺が続いたが、現在は落ち着きを取り戻しているという。

 村によると、在沖米陸軍のセオドア・ホワイト司令官が19日、抗議に訪れた石嶺伝実(でんじつ)村長に謝罪し、「一兵士がやったことで陸軍全体の信頼を損なったことは残念だ」と話したという。

 石嶺村長は取材に対して「一番安全なはずの自宅に上半身裸の米兵が入ってくるなんて憤りを禁じ得ない。日本全体の面積の0.6%の沖縄に70%の米軍専用施設が押し込められているからこそ起きた事件だ」と怒りをあらわにした。【佐野格】

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