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Theme 少部数の製本注文に対応 受注生産型デジタル印刷 出版業界の救世主となるか

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多種多様な本が次々と刷り上がるアマゾンのPOD施設=千葉県市川市のアマゾン市川フルフィルメントセンターで(アマゾンジャパン提供)
多種多様な本が次々と刷り上がるアマゾンのPOD施設=千葉県市川市のアマゾン市川フルフィルメントセンターで(アマゾンジャパン提供)

 出版業界で受注生産型のデジタル印刷の普及が進んでいる。必要な時に必要な部数だけ本を製造できる「製販一体型」のシステム。この方式の導入により、出版社などが目指している「本作り革命」の現場を取材した。

 アマゾンジャパンは12日、千葉県市川市の物流センター内にある国内唯一のプリント・オン・デマンド(POD)施設を公開した。PODは、顧客からの注文を1冊ずつ印刷・製本・配送するサービス。顧客から注文が入ると、電子データを元に自動的に本文や表紙の印刷を開始し、製本した本は検品後、即配送される。目の前でモノクロの単行本やカラー写真集など、POD独自のペーパーバック仕様で多種多様な本が刷り上がっていく。「関東圏なら注文後、最短でその日のうちに届けることができます」(種茂正彦・アマゾンジャパン事業企画本部長)。

 アマゾンは2005年に米国でPODを開始。日本では10年に導入し、売り上げは12年からの5年間で21・7倍に激増。対象商品は絶版本など300万点に上る。

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