生態系

外来テントウ生息拡大 問題植物クズ繁殖促す恐れ

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外来種のテントウムシ「ムネアカオオクロテントウ」の生態
外来種のテントウムシ「ムネアカオオクロテントウ」の生態

 農作物に害を与え、悪臭を放つマルカメムシの幼虫を食べる外来種のテントウムシ「ムネアカオオクロテントウ」が近年、関東や関西の都市部周辺に生息地を広げている。マルカメムシが減れば農作物には有益に思われるが、一方でつる性植物クズにとってマルカメムシは「天敵」だ。繁殖力の強さが問題になっているクズの繁茂を促す恐れもあり、専門家は生態系への影響を懸念している。

 ムネアカオオクロテントウは、中国南部や台湾、東南アジア原産。6~7ミリ程度の丸くて黒い体をし、頭や胸、腹、脚がオレンジ色をしている。大阪市立自然史博物館によると、国内では2014年に東京都大田区で初めて生息が確認された。関西では15年に大阪府南部で見つかり、隣接する京都府や奈良県、兵庫県などでも確認されている。日本に来た経路は不明だが確実に分布を広げている。

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