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読谷村

高2少女が生後5カ月妹抱いて逃げ…不法侵入疑いの米兵不起訴 村長強い憤り/沖縄

 今月7日夜、読谷村の民家に無断で入ったとして住居侵入容疑で逮捕、送検された米空軍嘉手納基地所属陸軍上等兵の男性(23)について、那覇地検は21日までに不起訴処分とした。20日付。10日には釈放していた。

 読谷村によると、当時屋内にいた少女は事件後も恐怖で動揺が続くほどの被害を受けた。不起訴に石嶺伝実読谷村長は「明確な犯罪だ。許されることではない」と憤った。

 不起訴には嫌疑不十分などの不起訴処分と、犯罪の証明はできるが、罪の軽重や情状などにより起訴しない起訴猶予処分がある。那覇地検は「事案の性質に鑑みて詳細の公表は控える」と説明した。

 事件は7日午後10時半ごろ発生。読谷村によると、上等兵は酒に酔い上半身裸の状態で被害者宅の壁や車をたたいた後、屋内に侵入した。屋内には高校2年の少女と生後5カ月の女児だけだった。少女は「殺される」と妹を抱きかかえ近隣の知人宅に逃げ込んだ。体の震えが止まらない状態だったという。

 被害者に話を聞いた村議会基地関係調査特別委員会の上地榮委員長は「不起訴は全く理解ができない。住民の権利が踏みにじられている」と批判。「逃げることができなかったらどうなっていたか。きちんと裁いてほしかった。再発防止といっても具体策は分からない。リバティー制度の見直しや徹底が必要だ」と語った。石嶺村長も「綱紀粛正と再発防止を求めているが、何度も繰り返されている。基地を撤去するしかない」と強調した。

 刑事事件に詳しい弁護士は、住居侵入は窃盗やわいせつなどの目的、鍵を壊すなどの態様が罪を問う上で重要な要素になると指摘した。今回の事案は「入った事実があり罪は成立するだろうが、ただ間違っただけなら、起訴して罪にまでは問いにくいだろう」と推察した。【琉球新報電子版】

(琉球新報)

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