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安倍晋三首相(64)の自民党総裁任期はあと3年。党内では「ポスト安倍」をにらんだ動きが次第に活発化しそうだ。総裁選で善戦した石破茂元幹事長(61)は有力候補の一人だが、次が保証されたわけではない。安倍政権の継承か路線転換かが総裁レースの焦点になる。
転換 石破氏/継承 岸田氏
石破元幹事長は21日のTBSの番組収録で、安倍首相を閣内で支える考えがあるかを問われると「私を推してくれた人の中に、誠実で能力がありふさわしい人がいる」とやんわり否定した。
総裁選で石破氏は、政権の経済政策「アベノミクス」の修正や、持論の憲法9条第2項(戦力不保持)削除などを訴え、首相との違いを強調してきた。党員票の45%(181票)を獲得できたのは、地方組織にくすぶる政権への不満の受け皿になったからだ。引き続き閣外で存在感を示した方が、政権がつまずいた場合に「次は石破氏」の流れになりやすいという読みが石破派にはある。
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