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首長の遺骨、子孫に返還へ(その2止) 遺骨持ち去り、なぜ

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 ◆アイヌ首長バフンケの歩みたどり

樺太と欧州、悲恋も

 「樺太アイヌの首長、バフンケの遺骨が北海道大に保管されていることが分かりました。木村愛吉さんらしい」

 横浜市で電気工事会社を営む木村和保(かずやす)さん(63)のもとに、旧知の北大名誉教授、井上紘一さん(77)から電話があったのは2016年夏のことだった。

 「愛吉」については、祖母でアイヌのチュフサンマにつながる親戚の一人という程度の認識しかなく、詳しい人物像は知らなかった。「なぜ愛吉の遺骨が大学に?」。突然の話に驚き、戸惑った。

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