メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

伊東光晴・評 『風刺画で読み解く イギリス宰相列伝 ウォルポールからメイジャーまで』=ケネス・ベイカー著

 ◆ケネス・ベイカー著、松村昌家訳(ミネルヴァ書房・3780円)

 歴史を見る目は多様である。この本は、イギリスの歴代の首相の足跡を、その個性と人間関係を、数多くの風刺画をかりて辿(たど)るというユニークなものである。著者は、保守党で大臣をつとめ、サッチャーを支えた人で、該博な知識を駆使し、BBC放送や研究者の協力をえて、これを書いた。

 約二七〇年間の歴史を辿る最初の首相は、ウォルポールである。とはいえ、首相(“Prime Minister”)が定着するのは一九世紀であって、一七二一年、彼は首相格の大臣である大蔵第一卿(きょう)についたのである。任命したのは、ハノーヴァー家から王位についたジョージ一世であり、カトリック信者でない以外取り柄(え)はなく、英語も話せず、品行も悪くと、くそみそ。ドイツでの生活が長かったのである。

この記事は有料記事です。

残り1650文字(全文2015文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で

  2. 名古屋・河村市長「柔軟に考えたらどうか」 一転して卒業式「中止」から実施へ

  3. 全国の小中高校を休校 新型肺炎で首相要請 3月2日から春休みまで

  4. 萩生田文科相「臨時休校の期間や方法、学校設置者で工夫を」 新型肺炎

  5. 「共働きなのにパニックだ」 突然の一斉休校、保護者ら衝撃 収入は、子の安全は…

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです