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今週の本棚

『片山廣子』=古谷智子・著

 (本阿弥書店・4104円)

 女性が熱烈にあこがれる女性。日本近代文学史上だと、第一位が与謝野晶子、第二位が平塚らいてうか。

 本評伝の主人公の片山廣子はじみだけれど、第三位に入るかもしれない。晶子と同い年である。

 芥川龍之介が秘(ひそ)かに愛した人。歌人であり、「松村みね子」と名のる翻訳家である。自らも歌人である著者は、細密に廣子の人生を追う。

 恵まれた環境で幼児より英語教育をうけた。結婚後の大正初年より、アイルランド文学の翻訳に打ちこむ。ダンセイニ、シング、イエーツなどの詩や戯曲を先駆的に訳し、森鴎外や上田敏に絶賛された。

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