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病室の子に星を届けて 「宙先」案内人・高橋真理子さん

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特別支援学校で子どもたちに声をかける高橋真理子さん(左)=東京都武蔵村山市で、佐々木順一撮影
特別支援学校で子どもたちに声をかける高橋真理子さん(左)=東京都武蔵村山市で、佐々木順一撮影

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「宙先(そらさき)」案内人・高橋真理子さん

 東京都立村山特別支援学校(東京都武蔵村山市)の体育館に8月27日、7メートル四方の大きなプラネタリウムが設置された。人工呼吸器をつけている子どもたちや家族が、今か今かと上映を楽しみに待っていた。エアドームの中に空気を入れると、ふんわりと丸い形のプラネタリウムが完成。天井に満天の星が映し出されると歓声が上がった。「本当はみんなの頭の上には、毎日こんなにたくさんの星が輝いていて、みんなのことを見守ってくれています。だから、たくさん願いごとをしても大丈夫」。そう優しく語りかける。誕生日の星座を探したり、地球を飛び出して火星や土星などの惑星を訪ねたり。30分間の「宇宙旅行」を終えると、子どもたちには笑顔が浮かんでいた。

 「実際の星を見られれば、なんとなく宇宙を感じることはできる。でも、外に出られない人は星空を見られない。そんな人にこそプラネタリウムが必要だと気付いたんです。私たちは広大な宇宙の中で生きている、ということを伝えたい」。プラネタリウムを携え、長期入院している子どもや重い障害で外出できない子どもがいる病院、学校に足を運んでいる。

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