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特集ワイド

強制送還でいいのか 日本で生まれ育った少年、ファラハッドさん

自宅で取材に応えるリリアナさん(左)とファラハッドさん。壁には、父セイフォラさんが息子の誕生を祝って母国イランから取り寄せたタペストリーが飾られていた=神奈川県内で、井田純撮影

 日本で生まれ育った「外国人」の少年が、不法滞在を理由に、国外退去させられかねない事態となっている。少年は国を相手取った裁判で「僕が日本でしか暮らせない理由」を訴えたいと求めたが、国側は、強制送還の要件とは関係がないとして、少年が法廷で主張することを認めようとしない。この少年は一体、どうすればいいのか。【井田純】

 少年は、ガセミ・ファラハッドさん(16)。出稼ぎで来日したイラン人の父セイフォラさん(50)と日系ボリビア人の母リリアナさん(49)の長男として、神奈川県で生まれた。家族の会話は日本語で、両親の母語はほとんど話せない。バスケットボールに熱中する神奈川県立高の2年生だ。在留許可はなく、身柄拘束を受けない「仮放免」の状態で暮らす。法務省入国管理局の許可がないと県外に出られないため、友人に「東京に遊びに行こう」と誘われても、オーバーステイ状態であることを言えず、「親が厳しいから」と断ってきた。

 そんな少年が、実名での取材に応じた。「裁判所は、なぜ僕の話を聞こうとしないんでしょうか」

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