【ワシントン中井正裕、北京・赤間清広】トランプ米政権は24日午前0時(日本時間同日午後1時)過ぎ、中国による知的財産権侵害などに対する対抗措置として、年間輸入額2000億ドル(約22兆円)相当の中国製品に10%の追加関税を課す対中制裁第3弾を発動した。中国政府も即座に600億ドル相当の米国製品に5%か10%の追加関税を課す報復措置に踏み切った。エスカレートする米中の応酬は打開の糸口が見えない泥沼に陥った。
米中は7~8月、総額500億ドル相当の相手国製品に25%の追加関税を課す制裁・報復措置を2回にわたり発動済み。今回の第3弾で米国は中国からの輸入品(年間5000億ドル強)の約半分に追加関税を課す異例の事態となる。トランプ大統領は来年1月1日以降、第3弾の追加関税率を25%に引き上げるほか、中国が報復した場合、中国からの全輸入品に制裁対象を広げると警告しており、対立のさらなる激化もいとわない姿勢だ…
この記事は有料記事です。
残り202文字(全文607文字)
毎時01分更新
16日に行われた「大学入学共通テスト」で、マスクから鼻が出…
22日に迫った核兵器禁止条約の発効を「夢のようだ」という。…
「黙示録の世界をどう生きるか、これが私の問いかけです」。世…