【カイロ篠田航一】内戦が続くシリアで反体制派の最後の拠点となっている北西部イドリブ県について、アサド政権を支援するロシアと反体制派を支援するトルコが「非武装地帯の設置」で合意し、政権軍による大規模攻撃は当面回避される見通しとなった。だがイドリブ県は昨年も戦闘行為を禁じる「緊張緩和地帯」(安全地帯)が設けられた後、形骸化した経緯があるため、戦闘の完全な収束については予断を許さない状況だ。
AP通信によると、アサド政権も反体制派幹部も「さらなる流血を防いだ」などと17日の合意を歓迎した。だが政権側は「テロとの戦いは続ける」とも述べており、状況次第で今後の軍事行動も排除しない考えを示した。
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