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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『箸袋でジャパニーズ・チップ!』辰巳雄基・著

◆『箸袋でジャパニーズ・チップ! テーブルのうえで見つけたいろんな形』辰巳雄基・著(リトルモア/税別1600円)

 食卓上の真剣な遊び。割り箸を取り出した後の箸袋を折り畳み、立体物に変身させた「あれ」をなんと呼ぶか、そういえば考えたことがなかった。迂闊(うかつ)。

 細長い袋状の紙片が、折られて折られて、蟹(かに)になる。亀になる。星になる。愛嬌(あいきょう)のある、そんな「あれ」を「JAPANESE TIP」と名付けたのは、蒐集(しゅうしゅう)家の辰巳雄基さん。食べ飲み終えて、散らかったテーブルに残されたそれら立体物を、片付けを担当する人への「ありがとうのしるし」だと受けとめて、一昨年の春から昨夏まで、47都道府県を巡り、13000個以上のそのしるしを集めたのだそうだ。そのコレクションの一端が『箸袋でジャパニーズ・チップ!』で披露されている。

 犬、ハート、飛行機。ひとつひとつ、どんな人が折ったのかは分からないが、果たして、折る人の世代による傾向など、時代性はどれくらいあらわれるのだろう。一昔前の、また別のかたちのものがあれば見てみたい。

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