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県警機動隊長補佐・阿部裕警部(39) 故郷北海道で救助活動 /青森

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 北海道胆振地方を震源とする最大震度7の地震で、県警の広域緊急援助隊として、最も被害の大きかった厚真町吉野地区で捜索活動にあたった。北海道恵庭市出身。「育ててくれた故郷に恩返しがしたい」。そんな思いを胸に、中隊長として隊員らに指示を出しながら人命救助に奔走した。

 高さ3メートルにまで土砂が積もり、家屋は軒並み土砂に押しつぶされていた。現地入りした8日早朝、目の前には信じがたい光景が広がっていた。「自分の故郷がこんな目に遭うなんて思ってもいなかった」。緊急援助隊はすぐに吉野地区の安否不明者のうち2世帯2人の捜索を始めた。

 作業は困難を極めた。重機で土を掘り起こすと、ベッドやタンス、茶わんなど、家人が使っていた生活用品が次々と出てきた。行方不明者が近くにいる可能性があり、体を傷つけないようにとスコップで少しずつ土を掘り続けた。地震や土砂災害で下敷きになった被災者の生存率が大幅に下がるとされる「発生から72時間」が刻々と迫る中、焦りの思いも募った。

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