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無名の若手、島根で育成
プロバスケットボールBリーグの島根スサノオマジックは昨シーズン、最高峰の1部(B1)で戦ったものの11勝49敗と低迷し、2部(B2)に降格した。29日の開幕を直前に控え、「最短でB1昇格」を目標に掲げるチームと周囲の人々の思いを追った。【前田葵】
松江市東津田町に事務所を構える藤井基礎設計事務所の藤井三千勇(みちお)さん(85)は球団創設の立役者だ。現在のチーム運営会社「山陰スポーツネットワーク」の前身「島根スポーツ振興会」の社長として2007年から設立活動を始め、09年に島根スサノオマジックが誕生。県内初のプロスポーツチームとして10年からbjリーグに参入した。
愛知出身の藤井さんが島根県庁に就職した頃、松江工業高男子バスケ部は全国にその名をとどろかせていた。1957年以降の13年間で全国制覇4回、準優勝7回。高校までバスケ部員だった藤井さんは松江工の試合を見て「幼い頃から鍛えられた足腰」と圧倒された。
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