【モスクワ大前仁】ショイグ露国防相は24日、ロシア軍機がシリア沖で誤射・撃墜された事件への対抗策として、2週間以内にシリアへ高性能地対空ミサイルシステム「S300」を供給すると発表した。ロシアはイスラエル軍が事件の誘因を作ったと非難し、S300の配備に反対してきたイスラエルへの報復措置に踏み切った格好だ。両国の関係悪化が避けられないとみられる。
プーチン露大統領は24日、シリアのアサド大統領と電話協議し、ミサイル供給の方針を通達した。イスラエルのネタニヤフ首相とも電話協議に臨み、決定を通告。ネタニヤフ氏は地域情勢を悪化させると警告してきたという。米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も、S300の配備がシリア内戦の政治的解決を難しくさせるとして、ロシアに再考を求めた。
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