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伊方原発3号機の再稼働を認めた広島高裁の異議審決定を受け、四国電力の小林功常務らは25日、高松市の本店で記者会見し、「3号機の安全性は確保されているとの主張が認められたもので、妥当な決定だ」などと歓迎した。同社唯一の原発である3号機の運転可否は経営に大きく影響することから、幹部は安堵(あんど)の表情も浮かべた。
3号機は最大出力89万キロワットで、同社にとって最大の発電プラント。停止すれば火力発電で穴埋めする必要があり、発電コストは1カ月で約35億円増える。だが、定期検査を終えて今年1月下旬に稼働する計画だった3号機は昨年12月に広島高裁の仮処分決定で運転できなくなり、今月末時点で約300億円のコスト増に陥っていた。2018年3月期の経常利益が280億円の四電にとっては看過できない額だ。
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