共生施設

高齢者の住まい、障害者の働く場一つに 東京

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
1階が地域で暮らす障害者の仕事場、2階が高齢者らの共同住宅になっている「ウイズタイムハウス大泉学園」。一緒に昼食を作ることもあり、自然と会話も弾む=東京都練馬区で2018年7月9日午後0時1分、竹内紀臣撮影
1階が地域で暮らす障害者の仕事場、2階が高齢者らの共同住宅になっている「ウイズタイムハウス大泉学園」。一緒に昼食を作ることもあり、自然と会話も弾む=東京都練馬区で2018年7月9日午後0時1分、竹内紀臣撮影

 「生活に支援が必要な人の住まい」「障害を持った人の働く場」。両方の機能を併せ持つ施設が東京都練馬区大泉学園町でオープンし、国も「先駆的な取り組み」と注目している。【後藤豪】

 この施設は2階建てで、1階は障害者の就労支援作業所が入り、6月に稼働した。2階は5.5~10畳のワンルームの居室が全部で八つあり、5月にオープン。居室の家賃は月5万1000~8万円で、管理費や光熱費、消耗品代が月3万~3万7000円。これらの収入に加え、1階の賃料が施設の運営費になっている。

 入居者は、介護が必要な高齢者やひとり親家庭など「生活にサポートがあると暮らしやすくなる人」を想定している。施設全体と2階部分を管理・運営している一般社団法人「ウイズタイムハウス」(練馬区)の加藤木桜子代表(38)は「福祉制度に縛られない住まいを目指している」と語る。

この記事は有料記事です。

残り494文字(全文862文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集