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米国

トランプ氏「グローバリズムを拒絶」国連演説で強調

国連総会で演説するトランプ米大統領=ニューヨークの国連本部で2018年9月25日、AP

 【ニューヨーク会川晴之】トランプ米大統領は25日、ニューヨークの国連本部での一般討論演説で、「我々はグローバリズムを拒絶し、愛国主義に基づき行動する」と述べた。持論である「米国第一主義」をさらに加速し、国際協調に背を向ける姿勢を明確に打ち出した。欧州や中東の首脳からは「多国間主義の崩壊を受け入れてはならない」(マクロン仏大統領)など反発する声が上がっている。

     トランプ氏は演説で、米国が6月に脱退した国連人権理事会について「組織改革が行われるまで復帰しない」と明言。米国が参加を拒否した国際刑事裁判所(ICC)に協力しないことも重ねて強調した。

     トランプ政権は発足以後、地球温暖化対策の新たな枠組みである「パリ協定」や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などから相次いで離脱を表明した。一方で、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)や、ティラーソン国務長官らの国際協調派が、トランプ氏の行きすぎた政策を抑制するバランス役を務めていた。

     だが今春、2人は相次いで政権を追われた。

     トランプ氏は2人の後任に、自らと主張が似通うボルトン元国連大使とポンペオ前中央情報局(CIA)長官を起用した。この日の演説では、「米国の孤立主義」の代名詞でもある19世紀のモンロー大統領にも触れ「米国や西半球の問題への干渉を拒絶するのが、わが国の政策だ」とまで言い切った。

     24日に記者会見したボルトン氏は、演説の主題は「国家主権になる」と説明。国際協調という名のもとに米国の主権が制約される事態は受けいれられないとの考えを強調していた。

     トランプ氏は、昨年の演説と同様にイランを厳しく非難した。その一方で北朝鮮への態度を一変させた。昨年は「我々は北朝鮮を完全に破壊する選択肢しかない」と軍事攻撃の可能性まで示唆したが、今年は「ミサイルは発射されず、核実験も止まった」と自らの外交努力を強調。非核化実現に向けて数多くの課題が残ると指摘しつつも、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の対応に謝意を示した。

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