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ストラディヴァリウス展

名器21丁が六本木に 「キセキ」起こした33歳社長の信念

ストラディバイウスを手にする中澤創太さん=東京都渋谷区で、西田佐保子撮影

 世界から21丁、推定総額210億円のストラディヴァリウスが集まる「ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展」が、森アーツセンターギャラリー(東京都港区)で10月9日から15日まで開催される。「誰もが実現不可能だと言いました」。同フェスティバルの実行委員長で、弦楽器専門店「日本ヴァイオリン」の代表取締役社長、中澤創太さん(33)は、楽器の所有者からは門前払い、100件以上のスポンサーに断られながらも、「待ち伏せ作戦」を武器に世界中を飛び回り、企画してから5年目となる今年、実現にこぎ着けた。【西田佐保子】

 クラシックになじみのない人にもその名が知られている、「ストラディバリウス」。イタリア・クレモナ地方で1644生まれのアントニオ・ストラディバリが手掛けた弦楽器で、バイオリンの他に、チェロ、ビオラ、ギター、ハープもある。93歳まで生きたと言われる(諸説あり)ストラディバリが製作した弦楽器は生涯で約1000丁。現存するのは500~600丁だ。

 「ストラディバリウスは、同じバイオリン一つ取っても製作年代により特徴が異なる」と中澤さん。「クレモナの弦楽器職人、ニコラ・アマティから手ほどきを受けていた初期、楽器のサイズを大きくすることで大きい音を出せるよう工夫した挑戦期、現在著名な演奏家が使用しているレオナルド・ダビンチで言えば『モナリザ』級の名器を製作した黄金期、2人の息子も製作を手伝った作品もいくつか存在する晩年期の大きく四つに分かれま…

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