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北海道胆振東部地震被災地 不安越え、一歩ずつ

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右へ大きく傾いた店舗兼住居前での20日間の車中泊生活。みなし仮設住宅への移動を待つ畑嶋麻由美さんを夕焼けの空が包んだ=北海道厚真町で2018年9月25日午後5時33分、貝塚太一撮影
右へ大きく傾いた店舗兼住居前での20日間の車中泊生活。みなし仮設住宅への移動を待つ畑嶋麻由美さんを夕焼けの空が包んだ=北海道厚真町で2018年9月25日午後5時33分、貝塚太一撮影

 9月6日午前3時7分、北海道で観測史上初めて震度7を記録し、死者41人を出した胆振(いぶり)東部地震。一時、ほぼ全世帯にあたる295万戸が停電するブラックアウトを経験し、全道民は不安な夜を過ごした。28日現在も、避難生活をするのは5市町(札幌市、北広島市、厚真町、むかわ町、安平町)585人。まもなく1カ月となるが、被災者の生活再建のめどは立たず、インフラや将来への不安はいまだ解消されない。それでも被災各地で、少しずつ復興へと歩みを進める姿があった。

 厚真町の自営業、畑嶋安雄さん(68)と麻由美さん(45)夫婦は、地震以来、家族3人で傾いた店舗兼住居前で車中泊を続けた。店舗前にたまたま置いていたテントがリビング代わり。「毎年行っていたキャンプのおかげで苦にならない」と麻由美さんは笑うが、近隣への騒音やガソリン節約を考えて車のエンジンは停車中は切っている。最近は寒さに震える夜が増え、冬を前に不安もあった。

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