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旧優生保護法を問う

「これが真の公開法廷」 傍聴拡大、障害者評価 札幌地裁で初口頭弁論

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、札幌市の小島喜久夫さん(77)が国に1100万円の慰謝料を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、札幌地裁(岡山忠広裁判長)であった。弁護団などの求めに応じて傍聴席の約6割で障害者対応を可能とした法廷には、初めて裁判を傍聴する人工呼吸器を装着した車椅子の障害者や聴覚障害者らが訪れた。弁護団は「これが真の公開法廷。大きな一歩だ」と語った。一方、国側は原告が主張する旧法の違憲性について見解を示さず、請求棄却を求めた。「不法行為への賠償制度を定めた国家賠償法がある」と主張した。【日下部元美、安達恒太郎、源馬のぞみ】

 これに対し、弁護団は国が約30カ所の認否を明らかにしていないとして、次回12月21日までに違憲性の見解を示すよう求めた。

 強制不妊手術が全国最多だった北海道内で、旧法を巡る一連の訴訟の口頭弁論が開かれたのは初めて。小島さんが実名で被害を訴えたことから、裁判は障害者の関心を集め、弁護団が障害者用の傍聴席の拡充を要求し、岡山裁判長が応じた。

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