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川本三郎・評 『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』=野崎歓・著

 (集英社・2376円)

仏文学者が語るみごとな井伏論

 気鋭のフランス文学者が井伏鱒二を語る。意外。しかし、これがみごとな井伏論、読みごたえのある文芸評論になっている。

 随所に著者の井伏への愛情が溢(あふ)れている。自分はなぜこんなにも井伏が好きなのか。対象への愛情からその作品の理解を深めてゆく。文芸評論の王道だろう。

 出来合いの思想に頼らず、自分の言葉で語ってゆく。期せずして井伏文学の温雅飄逸(ひょういつ)な世界と…

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