(栃木県那須町)
安倍晋三首相は、日米首脳会談後の記者会見で、2日に内閣改造を行い、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を留任させることを明言した。
政権にはしっかりとした土台が必要だから2人の留任は当然だと言わんばかりだ。いち早く表明したのは批判が起こる隙(すき)を与えまいという深謀遠慮だろう。
麻生氏は、森友学園問題での財務省の組織的な公文書改ざんや前財務事務次官のセクハラ疑惑での管理監督責任を追及された。そして、一部給与の返納で逃げ切った印象が強い。菅氏は官僚による安倍首相への過剰な忖度(そんたく)の元凶となった内閣人事局を統括する責任者だ。森友・加計問題での官僚答弁ににらみを利かせていたことは間違いない。佐川宣寿元理財局長らの不自然な答弁には菅氏の影響力が感じられないだろうか。
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