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7月の西日本豪雨で校舎が浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の市立真備中学校(全校生徒約240人)は1日、プレハブの仮設校舎で授業を始めた。真備町地区では小中高5校の校舎が被災したが、仮設校舎の使用が始まるのは初めて。
仮設校舎は2階建てで、真備町地区にある真備東中学校の校庭に建てられた。真備中の生徒たちはこれまで、市の用意したスクールバスで地区外の学校に通い、空き教室で授業を受けていた。この日は仮設校舎の使い方について説明を受けた後、真剣なまなざしで授業を受けていた。
同中3年の石川奈奈さん(14)は「ずっと楽しみにしていた。新しい校舎は新鮮。地元の空気を感じながら学校に通えるのはうれしい」と喜んでいた。同中3年の石田光さん(15)は「すごくきれいな校舎で驚いている。今日はいつもよりみんなの雰囲気が明るい。災害で友達と関わる機会が少なかったので、卒業までのわずかな時間をこの校舎で楽しく過ごして取り戻していきたい」と笑顔を見せた。
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