日銀9月短観

貿易戦争と自然災害が冷水 景況感悪化

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滑走路が浸水した関西国際空港=2018年9月4日午後6時、本社ヘリから幾島健太郎撮影
滑走路が浸水した関西国際空港=2018年9月4日午後6時、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス19(前回6月調査はプラス21)となり、9年半ぶりに3期連続の悪化となった。大企業・非製造業も2年ぶりに悪化に転じた。米中間の貿易戦争の激化と相次ぐ自然災害が企業心理を冷やしており、景気拡大の先行きにも黄信号がともっている。

 「今年度に入り6月以降、需要の伸びが一服している。貿易摩擦の影響かどうか心配だ」。東京都大田区の中小企業「新生技研」の野口邦男工場長がつぶやいた。近年は中国の需要増を背景とした半導体製造装置用部品が好調で、前年度は売上高が倍増した。だが、今期は良くて横ばいの見込みで「中国で設備投資が減れば影響は大きい」と懸念を隠さない。

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