特別展

「海の民」古代の暮らし 古墳時代の漁具など 和歌山・風土記の丘資料館 /和歌山

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(左)和歌山市の西庄遺跡で出土した古墳時代中期(5世紀)の鹿角製釣り針 (右)神奈川県三浦市の海外洞穴遺跡で出土した古墳時代後期(6世紀)の鹿角製釣り針。製作技術が紀伊半島から伝わった=ともに和歌山県立紀伊風土記の丘資料館提供
(左)和歌山市の西庄遺跡で出土した古墳時代中期(5世紀)の鹿角製釣り針 (右)神奈川県三浦市の海外洞穴遺跡で出土した古墳時代後期(6世紀)の鹿角製釣り針。製作技術が紀伊半島から伝わった=ともに和歌山県立紀伊風土記の丘資料館提供

 古代人の暮らしと海とのつながりに焦点を当てた特別展「黒潮の海に糧をもとめて-古墳時代の海の民とその社会-」が和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘資料館で開かれている。【山成孝治】

 海との関係を象徴的に示す遺跡に貝塚がある。1931(昭和6)年、国史跡に指定された縄文時代の遺跡「鳴神貝塚」(和歌山市)では100メートル前後の範囲から、ハマグリやヤマトシジミなど大量の貝殻、タイやアジなど魚類の骨、シカやイノシシなどの動物の骨が出土した。食器や調理用の土器、埋葬された人や犬の骨も見つかっており、縄文期の人々の暮らしぶりがうかがえる貴重な資料になっている。

 特別展では、1700年前~1300年前の古墳時代を中心に、漁具や墓の副葬品などを紹介し、紀伊半島に根づいた「海の民」に迫る。主な展示品には、紀伊半島から黒潮を介して三浦半島(神奈川県)に伝わった鹿角製のカツオ釣り針▽兵庫県淡路市の富島(としま)遺跡で見つかったイイダコ捕獲用の壺(つぼ)▽海水から塩を取り出す土器--がある。

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