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メディア時評

「大坂なおみ」選手と「新潮45」休刊=寺町東子・弁護士

 「大坂なおみ」選手の名前をテニスの全米オープン優勝で初めて知った。日本人の母、ハイチ出身の父。3歳から米国で育ったとの背景を知ると、「日本選手初の4大大会優勝」「日本人の謙虚さ」などの「日本人」や「初めて」にこだわる報道に違和感を持った。ネットメディアでは、ルーツの多様性を無視する報道への違和感を表明する記事が多々見られた。毎日新聞でも「シャイで謙虚=日本人女性」などのステレオタイプを指摘し、大坂選手の記者会見での「私は私」との発言を紹介し、「大坂なおみ」さんその人を祝福しようとする記事が掲載された(9月18日夕刊「あした元気になあれ」)。

 先週、月刊誌「新潮45」が休刊を宣言した。8月号に杉田水脈衆院議員が寄せた「『LGBT』支援の度が過ぎる」との記事が炎上した。子どもを産むか産まないかという極めてプライベートな個人の尊厳に触れる事柄について、「生産性がない」という経済学用語を用いて否定し、財政支出を抑制すべきかのように述べたことに、「人権侵害」「差別」と指摘する意見が相次いだ。これに対して、「新潮45」は10月号で「そんなにおか…

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