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ペルー

フジモリ氏の恩赦無効 再収監へ

 【サンパウロ山本太一】南米ペルーの最高裁は3日、在任中の人権侵害事件で収監されたアルベルト・フジモリ元大統領(80)に認めた恩赦を無効とし、再収監を命じる決定を出した。クチンスキ大統領(当時)が2017年末、健康上の理由から恩赦したが、最高裁はクチンスキ氏とフジモリ氏側で「政治的取引」があり、違法と判断した。

     恩赦直前、国会では汚職疑惑が浮上したクチンスキ氏の罷免決議案を採決。過半数を占める最大野党「人民勢力党」党首でアルベルト氏の長女ケイコ氏(43)が主導しており、可決確実とみられていた。だが、同党国会議員でアルベルト氏の次男ケンジ氏(38)=その後、議員資格停止=ら10人が棄権し、罷免されなかった。

     最高裁は罷免回避と引き換えに恩赦されたとも指摘される動きを「政治的文脈で合意があった」と断定。約2カ月かかる恩赦決定手続きが6日間しかなかったと非難し、健康面からも収監に耐えられるとした。一方、フジモリ氏の弁護士は決定への異議申し立てを検討。主治医は「フジモリ氏は自宅にいるが、心臓の病気から移動できない」と述べた。フジモリ氏は近年、健康状態が悪化。恩赦後も入退院を繰り返している。

     恩赦を巡っては、米州人権裁判所(本部・コスタリカ)が今年6月、ペルー当局に見直しを求める決定を出した。

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