- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

【ニューデリー松井聡】インドがロシアからの導入を計画していた地対空ミサイルシステム「S400」について、ニューデリーで4、5日に開かれる印露首脳会談で合意する見通しになった。ウシャコフ露大統領補佐官が2日明らかにした。トランプ米政権は「S400導入は対露制裁の対象」としてインドに計画中止を要求していた。だが対中国でインドとの関係強化を図る中、実際に制裁に踏み切るか難しい対応を迫られそうだ。
供与が合意されるのは「S400」5基で価格は計約50億ドル(約5700億円)。S400は航空機や弾道ミサイル、巡航ミサイルなどを幅広く迎撃できる最新鋭のミサイルシステムで、インドと国境などを巡り緊張関係にある中国には既にロシアから供与されていた。インドも中国に対抗し、対空防衛能力を高めたい考えだ。またインドは長年、ロシア製武器の大量購入国でもあり、S400供与も自然な流れと言える。
この記事は有料記事です。
残り323文字(全文713文字)