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関西空港

中国は大型連休 観光客回復進む 浸水1カ月

台風21号による高潮で浸水した関西国際空港の1期島(手前)=2018年9月4日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 台風21号の高潮で関西国際空港が浸水し、全面閉鎖されてから4日で1カ月。旅客便が通常運航に戻った9月21日までの間、関空から入国する外国人は大幅に減少した。国慶節(建国記念日)の大型連休(10月1~7日)に入った中国では日本が旅行先として人気で、関西の観光地や百貨店などでは以前のように外国人でにぎわう光景が戻りつつある。

観光地

 「台風21号のことは知っていたが、もう安全だと思っている」。大阪城公園(大阪市)で3日、中国・武漢から連休を利用して来日したリュウ・ヤキさん(23)が夫や友達と大阪城を背景に写真を撮りあっていた。同公園を管理する大阪城パークマネジメントの米田巳智泰・施設総務部長は「先週から客足が戻り始めて、今週は普段より多いくらいだ」と胸をなで下ろしていた。

 世界遺産も観光客が戻る。姫路城(兵庫県姫路市)では関空被災直後の1週間、外国人来場者は前年より4割減ったが、その後は回復に向かっている。台風21号で建物が損傷した二条城(京都市)は来場者が2割ほど少ない日が続いたものの、ほぼ全域の観覧を再開した9月22日からは以前とほぼ同じ水準に回復。東大寺(奈良市)によると、台風直後は参拝客が約4割減ったが9月中に例年の水準に戻った。

ホテル

 帝国ホテル大阪(大阪市)では、来日できない外国人が相次いだ9月7~9日の稼働率が6割前後まで落ち込んだが、9月下旬以降は台風前に戻りつつある。リーガロイヤルホテル(大阪市)では、関空の被災で約500室がキャンセルに。9月全体の稼働率は前年比微減にとどまったが、「訪日客は台風前の水準には戻っていない」(広報)と明かす。

 訪日外国人向けツアーを企画するフリープラス(大阪市)によると、関空の被災で「大阪周辺のツアーは瞬間的に7割ほど落ち込み、2週間ぐらい減少が続いた」。徐々に客足は回復しており、現在は順調だという。

百貨店

 百貨店では免税品売上高が一時激減したものの、関空の就航数が回復するにつれて客足が戻ってきた。阪急百貨店梅田本店と高島屋大阪店(いずれも大阪市)では、9月全体の免税品売上高が前年より約2割減った。関空の被災から1、2週間は半減していたが、関空の復旧が進むと回復して9月下旬は前年を上回る水準になった。【まとめ・加藤美穂子】

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