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台風被害

南アルプス山小屋、橋流され紅葉直前に終了 

台風24号の増水で橋が打ち上げられた=山梨県早川町奈良田の登山道で(深沢勇樹さん提供)

 南アルプス山系の農鳥岳(標高3026メートル)中腹にある大門沢(だいもんざわ)小屋(山梨県早川町奈良田、同1800メートル)が3日、本格的な紅葉シーズンを前に営業を終了した。台風24号の影響で付近の橋が流されたためで、例年より10日以上早い。主人の深沢勇樹さん(21)は「登山者の安全を第一に考えた。悔しいが、来年へ向けて気持ちを切り替えたい」と話す。【松本信太郎】

     小屋は毎年7月1日から10月15日まで営業している。渡れなくなった橋は二つ。いずれも木製で長さは約10メートルあり、小屋からそれぞれ100メートル、300メートル下の沢筋に架かっていた。9月30日深夜の大雨で増水し、打ち上げられたという。被害状況を確認した勇樹さんによると「今まで見たことのないぐらいに水かさが上がっていた」。増水した沢を渡るのは極めて危険で、今シーズンの営業終了を決断した。

     小屋に宿泊する客の多くは、南アルプス白根三山の縦走途中で立ち寄る登山者。山肌が真っ赤に染まるこれからの時期はかき入れ時で、10月15日までに約70人から予約を受けていたが、全員に断りの連絡を入れた。

     先代主人で父親の故文彦さん(享年51)が7月に急逝し、勇樹さんは4代目として小屋の管理を引き継いだばかりだった。「申し訳ない気持ちでいっぱいだが、宿泊者の安全には代えられない」と説明し、納得してもらったという。日本列島への接近が予報されている台風25号に備え、小屋を閉める作業を急ピッチで進めている。

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