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基礎生物学研

カブトムシの角 11個の遺伝子を特定 

正常なカブトムシ(上)と比べ、角の形成に影響する遺伝子の働きを妨げたカブトムシは、頭の角と背中の角が短くなったり(中)、背中の角が消失したりした(下)=基礎生物学研究所提供

 子どもたちに人気のカブトムシについて、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の研究グループは4日、角をつくる遺伝子の特定に成功したと発表した。角の長さや形に影響する遺伝子といい、米科学誌「PLOS Genetics」電子版に掲載された。

 新美輝幸教授(分子昆虫学専攻)の研究グループが発表した。研究によると、カブトムシ(コガネムシ科カブトムシ亜科)がサナギになる直前の「前蛹(ぜんよう)」から取り出した遺伝子の配列を解析したところ、角のある頭部と胸部(背中)で働く遺伝子1068個が見つかり、うち角と肢(足)の形成に影響している11個の遺伝子を特定した。

 研究グループが遺伝子の働きを失わせる薬剤を「前蛹」段階で投与した結果、頭部の角が2~3センチ短くなったり、背中の角がなくなったりしたことを確認。カブトムシの角を形成する遺伝子の特定は世界で初めてという。新美教授は「巨大な海外のヘラクレスオオカブトなど、多様化した進化の過程の研究につながる。他の昆虫についても今回の遺伝子の働きを調べたい」と話している。【亀井和真】

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