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富田林逃走

自転車の旅「48日8府県1000キロ」判明

樋田容疑者の主な足取り

「日本一周」は道半ば…大阪からの逃走ルート概要が明らかに

 大阪府警富田林署から逃げたとして加重逃走容疑で逮捕された樋田淳也(ひだ・じゅんや)容疑者(30)の逃走ルートの概要が、各地の住民らへの取材で明らかになった。大阪をスポーツタイプの自転車で出た樋田容疑者は、兵庫県の淡路島を周遊後、広島からしまなみ海道で四国入りしたとされ、再び本州に戻って山口県で窃盗容疑で現行犯逮捕された。この間、「日本一周」を装って自転車旅行を続け、計8府県の走行距離は1000キロを超えるとみられる。府警は48日間にわたる逃走の経緯を調べている。

 樋田容疑者は8月12日夜、署で弁護士と接見後に逃走。9月29日、山口県周南市での万引きで現行犯逮捕され、府警が翌30日、加重逃走の疑いで再逮捕した。

 各地の住民らによると、樋田容疑者は8月24日、松山市の愛媛県庁を訪れ、サイクリングロードを記した地図をもらい、「日本一周中」と書かれたプレートを作ってもらった。同日、市内の自転車店を訪れ、男性店長(37)に「兵庫から淡路島を一周し、広島県尾道市からしまなみ海道で愛媛県に来た。これから四国を一周する」と話したという。樋田容疑者は自転車に荷物を積むための荷台設置を店に依頼し、逃走の長期化を見越して準備をしていたとみられる。

 その後、樋田容疑者は香川県三豊市や高知県田野町の道の駅で、お遍路のような姿で旅しているのを住民らに目撃されている。8月30日夜には、高知県須崎市の道の駅で警察官から職務質問を受けたが、偽名を使用。警察官は自転車の防犯登録番号を照会せず、樋田容疑者と気付かなかった。

 一方、この頃、樋田容疑者は自転車旅行中の男(44)=占有離脱物横領容疑で逮捕=と知り合い、行動をともにするようになった。

 9月に入ると、愛媛県庁や自転車店を再訪して謝意を伝え、再びしまなみ海道で本州へ。広島市の原爆ドームや山口県岩国市の錦帯橋など観光地周辺で野宿していたという。

 同県周防大島町では9月18日以降、9日間にわたって道の駅で宿泊し、住民から食事の提供を受けたり、素顔で記念撮影に応じたりするなど地元との交流も深めた。

 樋田容疑者はブランド品のスポーツウエアに身を包み、高級なリュックサックも使用。大量の生活必需品を自転車に積んでおり、府警は逃走中に盗みを繰り返して手に入れたとみている。

 だが同月29日、樋田容疑者は山口県周南市の道の駅で菓子パンなどを万引きしているのを警備員に見つかり、窃盗容疑で逮捕された。所持金はわずか280円だった。【村田拓也、伊藤遥】

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