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道の駅でのインターンシップを支援 帝塚山学院大生が参加

来場者に飲み物を手渡す綿野瑞姫さん、中川あすかさん、和田亘代さん、林美華さん、中西千恵さん(左から)=大阪府河内長野市高向の道の駅「奥河内くろまろの郷」

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打ち合わせする学生たち。左端は指導役のイベントプロデューサー、西村達衛さん=帝塚山学院大泉ケ丘キャンパスで
道の駅のレストランで実習した和田亘代さん(左)と中西千恵さん

 「道の駅」はドライブの際の憩いの場だ。一方、スタッフにとっては当然ながら「職場」でもある。ならば大学生のインターンシップ(職場体験)の場になり得る。帝塚山学院大学(大阪府堺市、同大阪狭山市)人間科学部の3年生5人が9月、大阪府河内長野市高向の「奥河内くろまろの郷(さと)」でインターンシップをした。

     参加したのは▽中川あすかさん▽中西千恵さん▽林美華さん▽和田亘代(のぶよ)さん▽綿野瑞姫(みずき)さん--の20~21歳の5人。9月1、2日に「道の駅を活性化させるイベントを企画・実施しよう」というプログラムだ。参加した動機について林さんは「商品開発に挑戦したかった」と話した。

     イベントには自由な発想と共に、ノウハウと経験も必要だ。そこで、イベントプロデューサーの西村達衛(たつえ)さん(60)が指導役になった。また、学生の支援活動などに携わる「ナジック学生情報センターグループ」(京都市)が実務管理などのサポートをした。

    入念に準備

     「配置するテントの数とサイズは?」「河内長野市の広報誌8月号に載せてもらうには、6月半ばまでに原稿を出さないと」「えーっ、時間がない!」

     5月16日、堺市の帝塚山学院大泉ケ丘キャンパスで5人と西村さんが打ち合わせをした。その前後には現地の下見や関係者との交渉を重ねた。イベントのタイトルは「モックルフェスティバル」に決定。モックルとは、河内長野市のシンボルキャラクターだ。イベント内容は、「そうめん流し」、地元産の農産物をすくえる「野菜すくい」などに決まった。

     8月29~31日には、道の駅のレストラン、売店での実習もした。

    充実の本番

     「ネットの動画でそうめん流しを見て、子供たちがやってみたいと言っていたんです」。近所に住む男性(40)は小学5年の長男と幼稚園児の次男を連れて会場にやってきた。

     「たくさん野菜をすくえた。オクラが大好き」と話したのは大阪市内からやってきた小学4年の男児だ。

     中川さんは「野菜すくいは大人も子供も楽しんでくれた」、そうめん流しを担当した綿野さんは「お客さんには満足して帰ってもらえたと思う」と振り返った。西村さんは「道の駅と学生の双方にとって意義のあるイベントになったと思う」と評価した。

    昨年度延べ45人計34カ所で実習

     「道の駅」は全国で1145カ所(4月現在)ある。地域の観光資源や魅力を語る人材が集まっているとして、国土交通省は学生の課外活動やインターンシップの場として道の駅を本格活用する取り組みを始めている。

     全国「道の駅」連絡会(東京都)のまとめによると、昨年12月現在、全国71の大学が同連絡会と「就労体験型実習」の基本協定を締結。昨年度は20大学延べ45人が34の道の駅で実習した。また今回のようにイベントを企画するなどの「連携企画型実習」も昨年度、全国33の道の駅で29大学が行った。近畿では大阪観光大学などが道の駅でのインターンシップに積極的という。【関野正】

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