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海自

観艦式へ不参加 韓国で開催、旭日旗の自粛要請で

岩屋毅防衛相=首相官邸で2018年10月2日、玉城達郎撮影

 岩屋毅防衛相は5日、韓国の済州島で今月11日に開かれる国際観艦式への参加を見送ることを決め、韓国側に伝えたと発表した。韓国側が、海上自衛隊の自衛艦旗である旭日旗の掲揚を自粛するよう求めていたが、応じることはできないと判断した。岩屋氏は「極めて残念だ。今後とも日韓の防衛協力の推進に努めたい」と防衛省で記者団に語った。

     韓国には、旭日旗は「日本による植民地支配の象徴」との主張がある。韓国政府はこれらの世論に配慮し、観艦式で自衛艦旗を掲揚しないよう求めていた。日本側は「掲揚は法令義務だ」と主張し、調整が難航していた。艦旗を掲げたまま参加すれば韓国側が反発し、外交関係悪化につながる恐れがあったため、日本政府は参加を見送った。

     海自は昨年10月、韓国軍から観艦式への招待を受け、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」を派遣する準備を進めていた。韓国軍は今年8月31日になり、日本を含む14の参加国に「国旗と韓国旗をマストに掲げる」とのルールを通知。さらに10月3日、「艦首と艦尾に旗を掲げないように」と追加で通知した。

     自衛隊法や海自旗章規則は、自衛艦に航行中に自衛艦旗を常時掲げることを義務付けている。また、国連海洋法条約は、民間船舶と区別するため「外部標識」を掲げることを軍艦の定義の一つとして挙げている。自衛艦旗は、この外部標識に該当する。

     海軍によっては、国旗をそのまま外部標識として使っている例もある。観艦式参加国のうち、国旗以外の艦旗を使用しているのは日本を除き8カ国。これらの国がどう対応するかは、はっきりしていないという。

     自衛隊幹部は「韓国の主張は国際規範に反する。国内世論を気にしているのだろうが残念だ」と話した。【秋山信一、前谷宏】

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